ヒマラヤ - 7000m以上の山々 - *

* Set up 2008/4/1
* Updated 2023/11/4
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ヒマラヤ - 7000m以上の山々 -

ネパール・ヒマラヤ (Nepal Himalaya)



 ネパール・ヒマラヤはネパール領内およびその国境周辺の山域であり、東部から中部にかけて8000m級の高峰が集中して分布している。
 この山域で7000m以上の山が存在するのは以下の山群である。 # 印は、かつては7000m以上の山が存在するといわれた山群である。

ヒマラヤ山脈 Himalaya Mountain
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ネパール・ヒマラヤ Nepal Himalaya
*****|----->>> カンチェンジュンガ山群 Kangchenjunga Group
*****|----->>> クーンブ山群 Khumbu Group
*****|----->>> ロルワーリン山群 Rolwaling Group
*****|----->>> ラプチェ・カン山群 Labuche Kang Group
*****|----->>> ランタン山群 Langtang Group
*****|----->>> ガネッシュ山群 Ganesh Group
*****|----->>> マナスル山群 Manaslu Group
*****|----->>> アンナプルナ山群 Annapurna Group
*****|----->>> ダウラギリ山群 Dhaulagiri Group
*****|----->>> # カンジロバ山群  # Kanjiroba Group
*****|----->>> アピ = サイパル山群 Api-Saipal Group
*****|----->>> グルラマンダータ = フムラ山群 Gurla Mandhata-Humla Group

 上記山域のうち、ラプチェ・カン山群については全域がチベット領内であるが、地理的にはヒマラヤ山脈上にあるとみなせるので、このWeb Siteではネパール・ヒマラヤに含めて扱っている。カンチェンジュンガ山群についてはシッキム・ヒマラヤにも属しているが、現在の入山事情からこのWeb Siteでは便宜上ネパール・ヒマラヤの中で扱うことにした。
 ネパール・ヒマラヤの主要な高峰の標高については、20世紀始めにはすでにインド測量局によって測量されていた(Burrard07)。しかし、第二次世界大戦以前にはネパールは鎖国状態だったため、チベット側(クーンブ山群)あるいはシッキム側(カンチェンジュンガ山群)からしか登山隊の入山はなかった。
 第二次世界大戦後は、ネパールの開国(1949年)と中国・インド対立等に伴うチベット、シッキムの閉鎖で情勢は一転し、多くの登山隊がネパール側から入山するようになった。ネパールでは一時的な登山禁止期間(1965〜68)はあったものの活発な登山活動によって現在ではネパール領内の7000m以上の未踏峰は大半が登られている。1980年代になると、チベット側からも外国登山隊の入山が許可されるようになり、1980年代末からはシッキム側からも外国登山隊の入山が可能になっている。1990年代後半からはツアー登山の発達によって、多くの登山隊がエヴェレストに集中するようになっている。

 


Mountains of Nepal Himalaya

* 1 : Kangchenjunga Group
KJ: Kangchenjunga (8586m)

2 : Khumbu Group
EV: Everest (8848m)
GK: Gyachung Kang (7952m)
CO: Cho Oyu (8201m)

3 : Rolwaling Group
GS: Gaurisankar (7134m)

4 : Labuche Kang Group
RK: Labuche Kang (7367m)

5 : Langtang Group
SP: Shisha Pangma (8027m)
KP: Kangpenchin (7281m)

6 : Ganesh Group
GH: Ganesh Himal I (7422m)

7 : Manaslu Group
MS: Manaslu (8163m)
RC: Ratna Chuli (7035m)

8 : Annapurna Group
AN: Annapurna I (8091m)

9 : Dhaulagiri Group
DG: Dhaulagiri I (8167m)

10 : Kanjiroba Group
KB: Kanjiroba Main Peak (6883m)

CL: Changla Himal (6563m)

11 : Api-Saipal Group
SP: Saipal (7031m)
AP: Api (7132m)

12 : Gurla Mandhata-Humla Group
TH: Takpu Himal (6062m)
NM: Naimona'nyi (7694m)

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概念図 (Maps)
・ESTATE PUBLICATIONS & ITMB96m
・喜馬拉雅山冰川資源図99m
・中村・内田95, p6-7
・HIM BKSELLER94m・・・ネパール領内の山や川、道路がよくわかるイラスト全図
・五百沢76, p78-79
・吉沢77, p40-41
・大森94, p6-7(ほぼ同じ地図が白籏83, 折込地図にあり)
・内田90, p99
・中野84, 別冊折込地図
・Nepal Map ・・・1996年〜2001年にかけてネパール政府が発行した山岳地域の詳細な地形図(1: 50000)。この地形図についてのコメントが山森97a, 吉永97, 朝日・渡辺98にあり
・TPC-1/50-H-9A-88m, H-9B-88m, H-9C-82m
・Hagen80m
・Freytag & berndt 2010m
・安久73, p6-7

○ネパール・ヒマラヤの写真集 (Photographs)
・山田・薬師82・・・ネパール・ヒマラヤの航空写真集
・大森94・・・ネパール・ヒマラヤの航空写真集
・白籏93・・・ネパール・ヒマラヤの山を中心にしたモノクロ写真集
・大石95・・・ネパール・ヒマラヤの山を中心にした写真集
・中村・内田95・・・美しい写真が収録されたネパール・ヒマラヤのトレッキングガイド

参考文献 (References)
・薬師・雁部96, p104
・中村・内田95
・山田・薬師82
・大森94
・川喜田77, p177
・Salisbury & Hawley2004・・・ネパール・ヒマラヤの登山記録を集積したデータベースソフト。CD-ROMで頒布されているが、2004年以降のデータもWebからUpdateできるようになっている(サポート情報は次のURLを参照のこと。[2009.5現在]---> [ http://www.himalayandatabase.com/index.html ]
・Salisbury & Hawley2007・・・Salisbury & Hawley2004のデータを駆使してネパール・ヒマラヤでの登山活動を多角的に分析している
・Salisbury・Hawley・Bierling2021・・・Salisbury & Hawley2007の改訂版
・薬師72d・・・ネパール・ヒマラヤの概説
・日高67・・・巻末にはネパールに入国した日本人のリスト及び踏査ルート図(日高67m)を収録
・川喜田84・・・ネパールに関する邦文の文献目録を収録
・薬師84a, b, c・・・1983年にネパール政府が発表したネパール・ヒマラヤの山名と標高の変更についての解説。薬師84aでは主要ピークの標高の変遷も記されている
・Marshall2005・・・18世紀後半から20世紀半ばにかけてのヒマラヤ周辺地域(チベットネパールシッキムブータンなど)とイギリスとの関係についての文献目録
・Gurung83・・・ネパールの地図の歴史を紹介
・薬師2010・・・インド測量局調製の地図と「外邦図」の比較を中心にして、ネパールの地図の歴史を略述
・Gurung2004・・・ネパールの地理学者 Harka Gurung (1939-2006) によるネパール・ヒマラヤの高峰と登山活動に関する論考集


ヒマラヤ Himalaya
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** | **********|----->> アッサム・ヒマラヤ Assam Himalaya
| **********|----->> ブータン・ヒマラヤ Bhutan Himalaya
| **********|----->> シッキム・ヒマラヤ Sikkim Himalaya
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| **********|----->> ネパール・ヒマラヤ Nepal Himalaya ***
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*****|----->>> アピ=サイパル山群 Api-Saipal Group
*****|----->>> グルラマンダータ=フムラ山群 Gurla Mandhata-Humla Group
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List of 7000m & 8000m Peaks in the Himalaya
Copyright by Y. YAMAUTI (2024)

(Nepal Himalaya)


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