ヒマラヤ - 7000m以上の山々 - *
| * Set up |
2008/4/1 |
| * Updated |
2023/2/10 |
カラコルム (Karakorum)
カラコルムは東経74゜から78゜にひろがり、北をシャクスガム川、南をショーク川〜インダス川に挟まれる形で存在する山域である(下図(1)参照)。
この山域の大分類としては、1930年代にイギリスのカラコラム協議会が提出した大カラコルムと小カラコルムに2分する方式(下図(2)参照)が現在でも一般的である(Mason38, 日本ヒンズー・クシュ、カラコラム会議74)。しかし、この区分ではアプローチの点でも隣接した山群(例:
バルトロ山群とマッシャーブルム山群)が遠く離れているかのように記述されたり、小カラコルムが大カラコルムの周縁として扱われる（カラコラム協議会では大カラコルムを南北にはさむ形で分布する2つの山域を一括して小カラコルムとして分類。下図(2)参照）という欠点があるため、このWeb SiteではSSAF90mが採用する4区分方式（東部、中部、西部、北部）を採用している(下図(1)参照)。なお、# 印はかつては7000m以上の山があるといわれた山域である。 |
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| ＊図(2)： 従来のカラコルム区分法 (カラコラム協議会による区分) |
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○カラコルム全体の概念図 (Maps)
・SSAF90m・・・アメリカ国防情報局発行の地図 (TPC) をもとに作成されたカラコルム全図
・SGIM95m・・・カラコルムの山系と水系全体を1枚で見渡せる便利な概念図
・喀喇崑崙山衛星影像略図88m・・・ランドサットが撮影したカラコルム全体の衛星写真
・白籏90, 折込地図・・・宮森常雄氏作成のカラコルムとヒンドゥ・クシュの概念図
・宮森2001m・・・著者の多年にわたる調査研究から作成されたカラコルムとヒンドゥ・クシュの地図
・KKH2001m・・・カラコルム・ハイウェイの全体図。ハイウェイ・ルート上の主要な街の市街図も掲載
・USSR-1/100-I-43-88m, J-43-90m
・岩と雪 38号 (74-8), p127 (同じ図が岩と雪53号 (77-2), p85にあり)
・深田73(2), 表見返し
・三田64, p22-23
・Monzino61, p224-225
・TPC-1/50-G-7A-84m, G-7D-95m
○参考文献 (References)
・薬師・雁部96, p378-379, p472
・吉沢78, p27-30・・・カラコルムの範囲と分類についての解説
・日本ヒンズー・クシュ、カラコラム会議74・・・イギリスのカラコラム協議会によるカラコラムの用語や区分に関するレポート(Mason38)が訳出されている
・宮森76a, p66-71
・SGIM96・・・カラコルムの山岳地図の目録。各地図がカラコルムのどの部分をカバーしているか視覚的に表現している
・Allan98・・・カラコルムに関する文献目録
・川喜田77, p195-202
・児玉91・・・SSAF90mについて従来のカラコルム地図(吉沢78等)と比較しながら紹介
・高木80・・・馬場勝嘉氏と高木泰夫氏が作成したカラコルム及びヒンドゥ・クシュの登山探検のクロニクルを収録
・岩田他95, p89-90
・徳久他81, p101-104
・Kielkowski 2005, p374-380
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