ヒマラヤ - 7000m以上の山々 - *
* Set up | 2008/4/1 |
* Updated | 2023/11/4 |
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ヒマラヤ - 7000m以上の山々 - |
パミール (Pamirs)
パミールはヒンドゥ・クシュの北側に位置し、東端では崑崙山脈と接する南北280km、東西425kmにわたる山域である*1。 この山域は中国領パミールと旧ソ連領パミール*2に大きく2分され、7000m以上の山は下記の山群中に存在する(# 印はかつては7000m以上の山があるといわれた山群である)。 |
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パミールでの登山活動は19世紀末にスウェン・ヘディンによるムスターグ・アタ試登の記録(1894年)があるが、本格的に開始されるのは1920年代末からである。パミールには自国(ソビエト、中国)以外の登山隊の入山が難しい状況が第二次大戦以後も長い間続いていたが、旧ソ連領パミールのうちザアライ山脈や科学アカデミー山脈は1974年以降、中国領パミールについては1980年代から外国隊による登山が可能になっている。旧ソ連領パミールのシャフダラ山脈とルシャン山脈(この地域を南西パミールと呼ぶこともある)については、現在でも政情不安定なアフガニスタン国境に近いせいか登山の記録は少ない(2006年現在)。 |
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Mountains of Pamirs | ||||
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* Pamirs of China | ||||
* | 1 | : Kongur Group | ||
KG: | Kongur (7719m) | |||
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2 | : Muztag Ata Group | |||
MA: | Muztag Ata (7546m) | |||
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* Pamirs of ex-USSR | ||||
3 | : Zaalaiski Mountains | |||
LN: | Lenina (7134m) | |||
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4 | : Akademii Nauk Mountains | |||
KM: | Kommunizma (Ismoil Somoni Peak) (7495m) | |||
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9 | : Pyotra Pervogo Mountains | |||
MO: | Moskva (6785m) | |||
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5 | : Yazgulemskii Mountains | |||
RV: | Revolyutsii Pik (Istiqlol Peak) (6940m) | |||
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6 | : Rushan Mountains | |||
PH: | Patkhor (6083m) | |||
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7 | : Shakhdarin Mountains | |||
MX: | Karl Marx (6723m) | |||
MY: | Mayakouskogo Pik (6095m) | |||
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8 | : Koh-i-selsela-Wakhan | |||
KP: | Koh-i-Belandtarin (6288m) | |||
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○概念図 (Maps)
・Gecko Maps2004m・・・パミール全体を見渡せる詳細な地図
・田村76, 巻末付図・・・パミールの山脈構成がよくわかる概念図
・EWP2005m3, EWP2005m4
・原・田村77, p168-169、p216-217
・USSR-1/100-J-42-81m, J-43-90m
・吉沢71m2
・Kielkowski 2005, p570-571
・吉沢67, 巻末地図
・岩田他95, p45
・関口82m
・Bartholomew92m
・クルィレンコ78, 表見返し
・Satulowski53, 巻末地図
・TPC-1/50-G-6B-81m, G-7A-84m
・新潟大学山の会・大阪外国語大学山岳会パミール登山隊75, 巻末地図
・安川70, p24-25
・渡辺・白坂2021, p24, p57
○参考文献 (References)
・岩田2008・・・パミールの範囲、区分について解説
・田村76, p14-25・・・パミールの範囲、区分をわかりやすく解説
・吉沢84, p408-409
・吉沢78, p331
・Kielkowski 2005, p569-574
・GIPPENREITER & SHATAEV 96 ・・・天山山脈とパミールの6000m以上の山のリスト
・岩田他95, p45-48
・中国登山協会81, p97
・上越山岳協会・中国人民体育出版社81, p46-49
・Satulowski53
・田村2020・・・パミールの登山事情と「パミール」の名称についての提言(: 日本の地図帳の「パミール高原」は「パミール」と訂正した方がよい)
・渡辺・白坂2021・・・2005年からキルギスとタジキスタンを中心に行われたパミールの地域研究集
○註 (Notes) | ||||||||||||||||||||||||||||
*1: | このWeb Siteでは中国領パミール(ムスターグ・アタ山群とコングール山群)とアフガニスタンのワハン山脈(セルセラ・コー・イ・ワハン)をパミールに含めているが、これらをパミールに含めない場合もある(その場合の範囲は、南北250km、東西275kmになる)(田村76,
p14-18)。また、田村氏によるとパミールには世界最長の氷河や6000〜7000m級の山が連なることから、「パミール高原」とよぶにはふさわしくないという(田村76, p25、田村2020)。 *追記(2023.9) 田村氏はパミールの地形を概観するために便宜上、東部(このWeb Siteの中国領パミール)、西部(このWeb Siteのザアライ山脈と科学アカデミー山脈)、南部(このWeb Siteのルシャン山脈、シャフダラ山脈)に3分している。 *追記(2023.11) 岩田2008、渡辺・白坂2021ではパミールを次のように区分している(岩田2008、渡辺・白坂2021, p22-30)。
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*2: | 1991年のソ連邦解体以降は、旧ソ連領パミールの大部分がタジキスタン共和国に属している。 |
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**********|*****|----->>> コングール山群 Kongur Group
*****|----->>> ムスターグ・アタ山群 Muztag Ata Group
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*****|----->>> ザアライ山脈 Zaalaiski Mountains
*****|----->>> 科学アカデミー山脈 Akademii Nauk Mountains
*****|----->>> #ピョートル1世山脈 #Pyotra Pervogo Mountains
*****|----->>> # ルシャン山脈 # Rushan Mountains
*****|----->>> # シャフダラ山脈 # Shakhdarin Mountains
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