ヒマラヤ - 7000m以上の山々 - *
* Set up | 2008/4/1 |
* Updated | 2024/3/4 |
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ヒマラヤ - 7000m以上の山々 - |
アッサム・ヒマラヤ (Assam Himalaya)
アッサム・ヒマラヤの呼称や範囲についてはいろいろな意見がある*1,2が、このWeb Siteではその範囲をヤルツァンポ河大屈曲部からブータン東端までとしている。 この山域で7000m以上の山が存在するのは、下記の2つの山群である*3。 |
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アッサム・ヒマラヤはモンスーンの影響を強く受けることもあってインド側からの接近が難しく、第二次世界大戦以前にはイギリスの探検隊やプラントハンターによる活動を除けば、登山隊の入山はほとんどなかった。第二次世界大戦後もこの山域が中国・インドの領土問題の対象地域*4であったため、少数のインド隊を除けば登山隊の入山ができない状態が長く続いていた。1980年代以降になると中国・インドの緊張緩和に伴い、中国側から外国登山隊の入山が可能となり、主要な高峰は日本隊によって登られた。近年ではインド側からも外国登山隊の入山が認められつつある(山岳年鑑94, p95)。 |
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Mountains of Assam Himalaya | |||
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* | 1 | : Namjag Barwa Group | |
GP: | Gyalha Peri (7294m) | ||
NB: | Namjag Barwa (7782m) | ||
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TS: Takpa Shiri (5486m) --> (Detail Map) | |||
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2 | : Kangto Group | ||
NK: | Nyegye Kangsang (6990m) | ||
KT: | Kangto (7055m) | ||
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○概念図 (Maps)
・喜馬拉雅山冰川資源図99m・・・水系と氷河の分布図であるが、アッサム・ヒマラヤの高峰の位置がわかる
・同志社大89m
・ベイリイ68m
・Ludlow40m・・・F. Ludlowらによるアッサムヒマラヤ探査(1934)のルートマップ
・TPC-1/50-H-10A-80m, H-10D-84m
・AJ Vol. 90 (1985), p13
・中村2016, p94-95
○参考文献 (References)
・松本2007・・・横断山脈〜アッサム・ヒマラヤの探検史を収録した労作
・同志社大89, p182-186
・Metha & Kapadia 90, p34-39
・Metha & Kapadia 98, p39-45
・Kapadia & Saunders 2001, p13
・Carter85, p110-111
・薬師・雁部96, p73
・Marshall2005・・・18世紀後半から20世紀半ばにかけてのヒマラヤ周辺地域(チベット、ネパール、シッキム、ブータンなど)とイギリスとの関係についての文献目録。アッサム・ヒマラヤについても項目が設けられ、多くの文献が紹介されている
・藤井76・・・アッサム・ヒマラヤの山に直接関係する記事は少ないものの、1970年代前半のアッサム・ヒマラヤ周辺の政治情勢や文献情報がわかる労作
・鶴巻79・・・インド・中国の国境問題の経緯を解説
・金子93
・薬師72a
・諏訪多68
・Ward85
・日本山岳会東海支部2015, p588-607
・日本山岳会東海支部2021, p655-675
・Tokai Section of The JAC 2022, p387-402
○註 (Notes) | |
*1: | この山域の呼称「アッサム・ヒマラヤ」については、現在のアッサム州とは別の地域に「アッサム」の名称がつけられている等の理由で異論が多い(藤井76、同志社大学89、Metha
& Kapadia 90)。 しかし、異論を唱えた場合でも「他に代わり得るよい名称がない」という理由からこの名称を便宜的に使用している。 編者にも代案はないのでこのWeb Siteでも「アッサム・ヒマラヤ」の名称を使っている(薬師・雁部96では「東部ヒマラヤ」という名称を使っている)。 |
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*2: | K. メイスンは、このWeb Siteでブータン・ヒマラヤとした山域もアッサム・ヒマラヤの範囲に含めている(メイスン75)。 |
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*3: | ニエギー・カンサンをカント山群とは別の PACHAKSHIRI 山群とする資料もある(Carter85, p111)が、このWeb Siteではカント山群に含めて扱っている(カント山群の註を参照のこと)。 |
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*4: | 中国とインドの国境問題については、鶴巻氏による概説がある(鶴巻79)。 マクマホンライン (1913-14に開かれたシムラ会議の際にイギリスが提案したチベットとインドの間の国境線案) の南側は、現在ではインドが領有しアルナチャル・プラデッシュ州としているが、中国側はこの地域を自国の領土と主張し、この州を承認していない。 アッサム・ヒマラヤのうち、カント山群はマクマホン・ライン上にあるためインドと中国双方の側から登山隊が入山し、このラインの北側にあるナムチャ・バルワ山群は全域が中国領である。 |
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**********|*****|----->>> ナムチャ・バルワ山群 Namjag Barwa Group
*****|----->>> カント山群 Kangto Group
| **********|----->> ブータン・ヒマラヤ Bhutan Himalaya | **********|----->> シッキム・ヒマラヤ Sikkim Himalaya | **********|----->> ネパール・ヒマラヤ Nepal Himalaya | **********|----->> ガルワール・ヒマラヤ Garhwal Himalaya | **********|----->> パンジャブ・ヒマラヤ Punjab Himalaya |-----> カラコルム Karakorum |-----> ヒンドゥ・クシュ Hindu Kush |-----> 横断山脈 Hengduan Mountains |-----> 青蔵高原 Qingzang Plateau |-----> 崑崙山脈 Kunlun Mountains |-----> パミール Pamirs |-----> 天山山脈 Tien Shan Mountains
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(Assam Himalaya) |
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