ヒマラヤ - 7000m以上の山々

++ / +	Name	Height	First Ascent	Note
Type

I	Peak 97^#2 (Raskem Gb.^#4) (Bazar Dara北東の無名峰)	c5920^#3E (6986^#9,10,11,12) (7026^#5,6,7,8) (7029^{#1,2,13,14,15}) (7030^#4) (7290^#16)		*1

Type	Name	Height	First Ascent	Note
xx / x

#1: Deasy1900m (メートル換算値)
#2: Deasy01, p384 (メートル換算値)
#3: USSR-1/10-J-43-118-81m (3Eは等高線の表示からの編者推測値)
#4: Baedeker14m
#5: National Geographic46m (メートル換算値)
#6: National Geographic42m (メートル換算値)
#7: National Geographic44m (メートル換算値)
#8: National Geographic45m (メートル換算値)
#9: National Geographic52m1 (メートル換算値)
#10: National Geographic63m (メートル換算値)
#11: National Geographic67m (メートル換算値)
#12: National Geographic71m (メートル換算値)
#13: Bystrom22m1
#14: AMS-1301-1/100-NJ43-53m
#15: AMS-1301-1/100-NJ43-67m
#16: ONC-1/100-G-7-66m (メートル換算値)

	+
xx
+
++	++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++

○概念図 (Maps)
・USSR-1/10-J-43-118-81m, USSR-1/10-J-43-130-81m
・USSR-1/20-J-43-35-83m
・USSR-1/50-J-43-Г-88m
・青蔵高原山峰図89m
・中国-1/100万地形図-J-43-97m
・SOP-NJ-43/SE-86m
・Deasy00m
・青蔵高原地図79m

○写真 (Photographs)

*編者未見

○参考文献 (References)
・Kielkowski2005, p712
・Deasy01, p384
・http://wiki.risk.ru/index.php/%D0%9A%D1%83%D0%BD%D1%8C%D0%BB%D1%83%D0%BD%D1%8C ・・・崑崙山脈を構成する小山脈や主要な山に関する詳しい解説 (ロシア語。accessed 2009/10/28)
・日本ヒマラヤ協会2001b, p168-173, p190-202・・・1980年以降の崑崙山脈の登山小史

○註 (Notes)

*1：

*1896-99年にクンルン山脈西部からパミールにわたる探検を行ったイギリスのDeasyは、Camp23 (Zad）から Peak97 を観測している（緯経度: 36゜38' 22" - 76゜59' 14" / 標高: 23060 ft [= 7029 m]) (Deasy01, p384)。彼の地図（Deasy00m）では、このピークはBazar Dara北東約35km (Kukalung Passの東方約27km) に表記されている。
　Deasyが記載した位置に相当するピークを旧ソ連参謀本部地形図 (USSR-1/10-J-43-118-81m, J-43-130-81m：以下、旧ソ連図と略記) から探してみると、Bazar Dara北東約30km (Kukalung Pass (旧ソ連図の表記では пер. Кукаланг)東方約17km) 付近に雪山群が認められる（旧ソ連図によると、最高峰の標高は5920m）。青蔵高原山峰図89mではDeasy00m上で相当する位置にピーク表記はない（麻扎(Mazar)北面には6354mのピーク表記はあるが、この位置ではDeasy00mの相当位置から南にずれてしまう)。このWeb Siteでは旧ソ連図上の5920m峰をDeasyの観測した Peak97と想定することにした。
　なお、この山群については、「塔什庫祖克山[Taxkozuk Shan]」(青蔵高原山峰図89m)、「Tachtakorum-szan」(Kielkowski2005, p456-457, p712)、「ХРЕБЕТ　ТОХТАКОРУМ」(USSR-1/10-J-43-118-81m)のように文献によって多少名称が異なるので、このWeb Siteでは中国側文献の名称を重視して「塔什庫祖克山脈[Taxkozuk Shan]」としている。）

* 2011.2 追記
　この山脈の名称表記については、他にもいくつかあるので下記の通り列挙する。

山脈名	文献名
Raskem Gb.	Baedeker14m
Raskem Geb.	PGM10m
Raskem-range	Bystrom22m1
Raskäm	Gizi Map2005m, Gizi Map2011m
Raskam	OS1893m, SOI 17m, Gecko Maps2005m
Paskem	AMS-1301-1/100-NJ43-67m
Monts Tchoungkyr	Saint-Martin12m

上記のうち 'Raskem' という名称は、この山脈の南を流れる 'Raskem-daria' (Yarkand-daria上流部の別名)に由来し、'Raskem' とは、この河から鉱石が豊富に得られることを意味 ( ras = 'much', Kau = 'mines'[<-- 編注：この言葉はウイグル語か？])するのだという(Morgan1893, p61)。

ヒマラヤ Himalaya
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