ヒマラヤ - 7000m以上の山々 - *

* Set up 2008/4/1
* Updated 2024/3/4

ヒマラヤ - 7000m以上の山々 -


アルカ山脈(阿尓格山)

[Arkatag Mountains]
Kunlun Mountains

崑崙山脈

7000m以上の山 (Higher than 7000m Peaks)
* なし

              
7000m未満になった山 (Former 7000m Peaks)
++ / + Name Height First Ascent Note
Type
I ブカ・ダバン [Buka Daham]
(布喀逹坂峰#1,6,12,14,16,29,30,31,32,34, ムゥヌオマハシャン#4, 新青峰#2,22, モノマハ#9, 莫諾馬哈峰#22, Mo-no-ma-ha Shan#35, Buka Daban#15,18,33, Buka Daban Feng#37, Bukadaban Feng#41,42,43, Buka Dabam Feng#5, Shapka Monomakha#7,8,24, "Shapka Monomakh"#44, Mt. Shapka Monomekh#19,26,28, Shapka Monomakh#27, Tiare de Vladimir Monomaque#21, г. Чонг-Карлыктаг#10,13, Шапка Мономаха#10,13,23, Monchskappe(Shapka-monomakha)#25,38, Monchskappe#20,36)
6860#1,4,5,6,7,9,11,12,14,15,16,17
#18,22,30,31,32,33,34,41,42,43,47

(5898#25,38)
(5900#36)
(6770#10,13)
(6850#29)
(6864#37)
(6866#46)
(7720#7,8,39,40,45)
(7742#3)
1992.5 日本 *1
Type Name Height First Ascent Note
xx / x
#1: 史93、史99, p156-157
#2: 山岳年鑑89, p49
#3: 吉沢71m1
#4: 吉沢84, p57, p541
#5: Bartholomew92m
#6: 青蔵高原山峰図89m、青海省地図94m、青蔵高原自然景観図90m
#7: Neate89, p193
#8: ブースマン83
#9: 上越山岳協会・中国人民体育出版社81
#10: USSR-1/10-J-46-134-85m, USSR-1/20-J-46-31-86m
#11: Nepa Maps 2001m2
#12: 西蔵自治区地図冊2005m
#13: USSR-1/50-J-46-В-86m
#14: 中国地図出版社97, p201-202
#15: Reise-Know-How2006m
#16: 西蔵自治區測繪局95m
#17: Gizi Map2005m
#18: Gecko Maps2005m
#19: RGS06m
#20: PGM10m
#21: Saint-Martin12m
#22: 施2005, p55
#23: Prjewalski 1888, p249, p262
#24: Bystrom22m1
#25: Times Atlas22m-55 (メートル換算値)
#26: RGS1894m, RGS1900m
#27: Rockhill1894m (メートル換算値)
#28: Hedin09m
#29: 中国-1/100万地形図-J-46-97m
#30: 星球地図出版社2007m1
#31: 星球地図出版社2007m2
#32: 中華人民共和国地形図2007m
#33: Neate95
#34: 中国地図出版社2001, p45-46, p49-50, p57
#35: DMATC-1301-1/100-NJ46-78m
#36: Baedeker14m
#37: TPC-1/50-G-8D-89m (メートル換算値)
#38: National Geographic12m (メートル換算値)
#39: National Geographic63m (メートル換算値)
#40: National Geographic71m (メートル換算値)
#41: National Geographic80m
#42: National Geographic84m
#43: National Geographic91m
#44: Morgan1887, p228-229
#45: IGN74m-3
#46: ONC-1/100-G-8-69m (メートル換算値)
#47: 青蔵高原地図79m
  +
xx  
+
++ ++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++


概念図 (Maps)
・USSR-1/10-J-46-134-85m, J-46-135-85m
・USSR-1/20-J-46-31-86m
・史93, p156-157・・・ブカ・ダバンの地形図 (1: 150000)
・山岳年鑑89, p49・・・ブカ・ダバン周辺の概念図
・日本ヒマラヤ協会94, p141・・・ブカ・ダバン周辺の概念図
・ヒマラヤ No. 199 (88-6), p5・・・ブカ・ダバン周辺の概念図
・京都山岳会90, p28
・USSR-1/50-J-46-В-86m, 1/50-I-46-А-78m
・施2005, p55, p56
・青蔵高原山峰図89m
・Gecko Maps2005m
・Gizi Map2005m
・青海省地図94m
・青蔵高原自然景観図90m
・中国冰雪凍土図88m
・TPC-1/50-G-8D-89m
・青蔵高原地図79m

写真 (Photographs)
ブカ・ダバン
[Buka Daham]
(パノラマ展望)京都山岳会90, p4-5 **
(南面, 東氷河から)京都山岳会90, 巻頭写真ページ **
(南面)ヒマラヤ No. 201 (88-8), 表紙写真 ** [峯岸 一](同じ写真が日本ヒマラヤ協会98, p220にあり)
(C1(5370m)から)京都山岳会90, 巻頭写真ページ **
(C2から)京都山岳会90, p35 **
京都山岳会90, p27 **
日本ヒマラヤ協会94, p141 **
ヒマラヤ No. 250 (92-9), p8 **
施2005, p55 **
(南東面)岩と雪136号 (89-10), p38 * [京都山岳会隊]
(南面)山岳年鑑93, p38 * [福山 佶]
(東面)ヒマラヤ No. 422 (2007-1), p3 *
(東氷河への取り付きから)京都山岳会90, 巻頭写真ページ *
(東カンツァーリ峰(6167m)から)山岳 第94年 (1999), p129右写真ページ * [増山 茂]


参考文献 (References)
・日本ヒマラヤ協会2001b, p168-173, p190-202・・・1980年以降の崑崙山脈の登山小史
・ヒマラヤNo. 291 (96-2), p22-23・・・ブカ・ダバンの登山小史(日本ヒマラヤ協会96, p215-216に収録)
・史93, p156-158
・ブースマン83
・上越山岳協会・中国人民体育出版社81
・Neate89, p192-193
・施2005, p54-58
http://wiki.risk.ru/index.php/%D0%9A%D1%83%D0%BD%D1%8C%D0%BB%D1%83%D0%BD%D1%8C ・・・崑崙山脈を構成する小山脈や主要な山に関する詳しい解説 (ロシア語。accessed 2009/10/28)

註 (Notes)
*1: ブカ・ダバンについては、ボカリク・ターグに属するという資料 (ブースマン83、Neate89)もあるが、このWeb Siteでは中国側資料 (史93、青蔵高原山峰図89m、中国冰雪凍土図88m) にもとづきアルカ山脈とした。
なお、「新青峰」という別名は、彊ウイグル自治区と海省の境にあることから命名されたものだという(ヒマラヤNo. 291 (96-2), p22-23)。

*
*追記1: ブカ・ダバンの別名モノマハ (Shapka Monomakha) という山名は、ロシアの探検家プルジェワルスキーがこの地域で行った探検(1883-85年)時に、彼が遠望したこの山の姿がロシア帝国の古い時代の王冠「モノマフの帽子」(ロシア語: Шапка Мономаха、英語: Monomakh's Cap / 詳しくは http://en.wikipedia.org/wiki/Monomakh's_Cap を参照)を想起させたことから命名された(この部分の記述は、2008.8現在、『「東洋文庫所蔵」図像史料マルチメディアデータベース』(URL: http://dsr.nii.ac.jp/toyobunko/)上で全文公開されているプルジェワルスキーの原著(ロシア語)で閲覧可能である(Prjewalski 1888, p249, p262参照;URL: http://dsr.nii.ac.jp/toyobunko/VIII-1-B-32/V-1/page-hr/0273.html.ja )。ちなみに、上記原著ではモノマハ命名の記述はあるが、命名した山の高さについて言及していない。
なお、邦訳(「西域探検紀行全集2 -黄河源流からロプ湖へ-」(白水社, 1967), p9-p262)に収録された翻訳(加藤九祚 訳)では上記のモノマハ命名に関する記述を欠いている(原著でモノマハ命名に関する記述のある「ガスからの冬期小探検」の章について、上記原著と邦訳を比較してみると、邦訳は原著の約半分程度の抄録になっているのがわかる。邦訳巻末の深田久弥氏による解説(p325-334)によると、邦訳は上記原著をいくぶん削った第二版(1948)と第二版からかなり削ったドイツ語訳から翻訳されたというので、モノマハ命名に関する記述部分は、原著第二版(編者未見)の時点で収録されなかった可能性がある)。
(2008.8 追記)


上記追記を書いた後、プルジェワルスキーの著書が1つにまとめられた「中央アジアの探検(上・下)」(田村俊介 訳, 白水社, 1982)を入手し、下巻(p240-249)に収録された「ガスからの冬期小探検」の章(以下、プルジェワルスキー82(2)と記す)について、プルジェワルスキーの原著(Prjewalski 1888)及び邦訳(白水社, 1967; 以下、プルジェワルスキー67と記す)と比較してみた。その結果、プルジェワルスキー82(2)の方がプルジェワルスキー67よりも原著の記述をダイジェストしているが、プルジェワルスキー82(2)には、プルジェワルスキー67では訳出されていないモノマハ命名に関する箇所が一部(Prjewalski 1888, p262の箇所)収録されている(プルジェワルスキー82(2), p244)
(2008.9 追記)
*
*追記2: 旧ソ連参謀本部地形図にモノマハの別名として記載のあるチョン・カリンターグ(г. Чонг-Карлынтаг)という山名については、あくまで編者の私見であるが、プルジェワルスキーとほぼ同じ頃にこの地域を通過したA. D. Careyの名前との関連が想像される(プルジェワルスキーの上記原著中の「ガスからの冬期小探検」の章(Prjewalski 1888, p247-284)を読んでゆくと、欄外註記にCareyの紀行報告に対するコメントが頻繁に出てくる。しかし、プルジェワルスキーはCareyの名前にちなんだ山や山脈の提案に関する記述はない)。
(2008.8 追記)

** お詫び **

 追記2に記した編者の私見は、その後の調査でまったくの勘違いでしたので、取消線を引いて消しておきます。
 誤りの原因は、旧ソ連参謀本部地形図に記された山名「Карлыктаг」を編者が 「Карлынтаг」と誤記したところから始まっている(言い訳になってしまうが、プルジェワルスキーの著書にはこの周辺の山脈に「マルコポーロ」、「モスクワ」等の固有名詞がつけられていたので、この山脈も何らかの固有名詞に由来するかもしれないというあらぬ考えを巡らせてしまった。また、旧ソ連参謀本部地形図に使われているкнのフォントがよく似ていることも誤認の遠因となった・・・)。「Чонг-Карлыктаг」がウイグル語なら、その意味は「大雪山」(Чонг= big, Карлык = snow, таг = mountain)となる(ちなみに、「Карлыктаг」の名がついた山や山脈はクンルン西部やハミ北方にも存在する)。
(2010.1 追記)

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